Claude Code の記憶は、3つの層が組み合わさって動いとる。
Markdownファイルで「Claudeへの永続的な指示」を書く。セッション開始時に自動で読み込まれる。
| 場所 | スコープ | 用途 |
|---|---|---|
~/.claude/CLAUDE.md | 全プロジェクト共通 | 自分の好み・基本方針 |
./CLAUDE.md | このプロジェクトのみ | プロジェクト固有の仕様 |
./CLAUDE.local.md | このプロジェクト+gitignore | 個人メモ |
v2.1.59以降デフォルトON。ビルドコマンド、デバッグの気づき、アーキテクチャの判断、コードスタイルの好み、作業の習慣などをClaudeが自動で記録。「前回ビルドエラー出たから次は○○する」みたいなことを勝手に覚えてくれる。/memory コマンドで中身が見れる。
セッション開始時に「Recalled X memories」と表示されるあれ。前回の作業内容を要約して引き継いでくれる。~/.claude/projects/<project-hash>/ に保存される。
別セッションでも記憶は完全に共有される。「昨日のセッションでメモ機能を実装した、続きをやって」と言えば、文脈が自動で引き継がれる。
2026年5月時点では直接共有はできない。3つの実用的な回避策がある(次項)。
~/.claude/CLAUDE.md に書いておけば全プロジェクトで自動読み込み。例:
# Yuzoの開発方針
- Webアプリは Supabase + Cloudflare + GitHub の構成で作る
- 履歴管理は CHANGELOG.md と TODO.md に書く
- バージョン番号は Ver X.Y 形式
- 業務系アプリは最初にローカル版を作り、安定したらネットワーク版へ
新プロジェクトの CLAUDE.md に @ でファイル参照を書く。
# 社有車使用簿APP
参考にする設計:
@~/Documents/Apps/訪看訪問時間管理/CLAUDE.md
このプロジェクトの仕様:
- 利用者ではなく社有車を管理対象とする
- GPS連携・CSV出力の仕様は訪問記録APPと同じ
新セッションで:
「~/Documents/Apps/訪看訪問時間管理/ の CLAUDE.md と全体構造を読んでから、
新しい社有車管理アプリを同じ方針で設計して」
Claude Code が該当ディレクトリを読みに行く。一番柔軟。
↑ 目次へ戻るこれは構造的な問題で、使い方が悪かったわけじゃない。2024〜2025年にかけてNetlifyは無料枠を大幅に絞った。100GB帯域・300分ビルドという制限は、Claude Code で頻繁にpushしてデプロイを回すスタイルとは相性が悪い。
Cloudflareに逃げたんは正解。Cloudflare Pagesは無料枠が桁違いに大きい(500ビルド/月、無制限帯域)。Workersも10万リクエスト/日の無料枠で、小規模業務アプリなら課金ライン到達はほぼ不可能。
従来:「プラットフォーム知識は頭の中にあるべきだから、複数学ぶのは大変→集約しよう」
2026年:プラットフォーム知識は CLAUDE.md とドキュメントの中にあればよく、頭に置く必要はない。「集約せねば」という圧力は半分くらいに減っとる。
| 段階 | 戦略 |
|---|---|
| デフォルト | Cloudflare Pages + Workers + D1 を「迷ったらこれ」にする |
| 例外1 | Next.jsを本気で使うアプリは Vercel |
| 例外2 | 顧客が既に契約しとるサービスがあればそれに乗る |
世の中のサービスは、この5層のどこかに収まる。レイヤーを意識すると、新サービスが出てきても瞬時に位置付けられる。
| 層 | 役割 | 代表例 |
|---|---|---|
| ① 開発アシスタント | コードを書く相棒 | Claude Code、Cursor、Copilot |
| ② ソースコード管理 | コードの保管・履歴 | GitHub(一強)、GitLab |
| ③ バックエンド/DB | データの保存場所 | Supabase、Neon、Firebase |
| ④ ホスティング/デプロイ | アプリの実行場所 | Cloudflare、Vercel、Netlify |
| ⑤ MCPサーバー | Claudeに「目と手」を付ける | GitHub MCP、Supabase MCP |
① Claude Code
② GitHub
③ Supabase
④ Cloudflare(訪問記録APP)/ Vercel(釣行管理APP)
⑤ まだ未使用
Cloudflare ⟷ Vercel ⟷ Netlify → どれか1〜2個でいい
Supabase ⟷ Neon ⟷ Firebase → 1個でいい
ここは「集約」が正解。
GitHub + Supabase + Cloudflare → 全部いる。役割が違うけん競合せん。
ここで「集約」の発想は無意味。
「Claude Code が既に GitHub に push してくれる = MCP のおかげ」違う。
これは MCP のおかげじゃなくて、ターミナルで普通に動く git コマンドを Claude Code が実行しとるだけ。Yuzo がターミナルで git push 打つのと同じことを代行しとる。
| カテゴリ | 例 | MCP の必要性 |
|---|---|---|
| CLI で叩ける | Git/GitHub、AWS、Cloudflare、Docker | 無くてもOK |
| CLI で叩きにくい | Notion、Slack、Figma、Stripe、Sentry、SupabaseのDB中身 | MCPで激変 |
従来: 「コミットしてpushして」
→ Claude Code が git CLI で実行
MCP導入後(GitHub MCP):
「未解決のIssue全部見せて、優先度高い順に並べて、
昨日のコミットで関連する変更を加えたものに『修正済み』ラベル付けて」
→ 構造化APIで一気にやれる
| MCP | 優先度 | 理由 |
|---|---|---|
| Supabase MCP | 🥇 | DB中身の確認・SQL投げが激変 |
| GitHub MCP | 🥈 | Issue/PR管理が必要になったら |
| Cloudflare MCP | 🥉 | D1やWorkers使い始めたら |
| Notion MCP | 任意 | もしNotionで業務メモ取っとるなら |
「30個全部入れな!」は罠。自分が使うサービスのMCPだけ入れればいい。先回りして入れると選択肢過多で混乱する。
ターミナル(窓口アプリ)
└── シェル(翻訳者:bash / zsh)
└── CLI = 文字で命令を出す操作スタイル
「文字を打って命令を出すスタイル全般」のこと。Command Line Interfaceの略。
対義語はGUI(Graphical User Interface)=マウスでアイコンをクリックする世界。
| GUI の例 | CLI の例 |
|---|---|
| iPhoneのアプリをタップ | npm install と打つ |
| Finderでファイルをダブルクリック | open file.txt と打つ |
CLIで打った命令を実際に解釈して実行するプログラム。「シェル」と呼ばれるカテゴリの一種。
世間では総称して「bash」と呼んでしまうことが多いけど、実体は zsh のことも多い。
シェルが動く窓口アプリ。Macに最初から入っとる「ターミナル」アプリがそれ。
1. Macの「ターミナル」アプリを開く ← ターミナル
2. 黒い画面で文字が打てる状態になる ← ここで zsh が待機中
3. 「claude」と打って Enter ← この瞬間が CLI 操作
4. Claude Code が起動 ← Claude Code 自体もCLIツール
Yuzo はこの2週間、毎日CLIでzshを触っとった。ただClaude Codeが会話形式で包んでくれとるけん、自覚せんかっただけ。
プログラマーが普段やる仕事 ── テスト実行、git操作、デプロイ、ログ確認 ── 全部ターミナルで動いとる。「いつも開いとるターミナルの中で、そのままClaudeが動く」方が自然。
git log の結果 → grep でフィルタ → claude にレビュー依頼
これが1行で書ける。GUIアプリだと「ファイルにエクスポート → 別アプリで開く → 結果をまたエクスポート」と手間が増える。
プログラミングプロジェクトの正体は「フォルダの中のテキストファイルの集合」。CLIツールはファイルを直接読み書きできる。GUIだとそのまわりに大量のUIを作り込む必要がある。
GUI は便利な代わりに、裏で何が起こっとるかが見えない。CLI の Claude Code はこう報告する:
git add . を実行します」src/App.jsx を編集しました(行数: +12 -3)」npm run build を実行...エラー:(詳細)」全部見える形で実況してくれる。これが、コードが書けないYuzoが「何が起こっとるか」を自然に学ぶ補助輪になっとる。
毎朝6時に → Claude Code に「昨日のコミットを要約して」 → Slack投稿
こういう無人運転がCLIなら数行で組める。GUIアプリは「人間が画面を見てクリックする」前提やけん自動化に組み込めない。
Anthropic は Claude Code Desktop アプリ(GUI版)もリリース済み。方向としては「CLIを捨ててGUIに」じゃなくて、「CLIの強さを保ったまま、GUIの便利さも乗せる」。両方使い分けるのが2026年後半のスタイル。
Claude Code が CLI で来たのは、既存の道具全部と仲良くできるから。「黒い画面の中にいる」のは制約じゃなくて、そこが一番強い場所だから。
↑ 目次へ戻る| ツール | カテゴリ | 役割 |
|---|---|---|
| git | バージョン管理 | コードの変更履歴を記録 |
| npm | パッケージマネージャ | 必要なライブラリを集める |
| docker | コンテナ管理 | アプリを「どこでも動く箱」に詰める |
| wrangler | クラウド管理CLI | Cloudflare専用の操作ツール |
コードファイルの変更履歴を1行単位で記録するツール。誰がいつ何をどう変えたかが全部残る。2005年にLinus TorvaldsがLinux開発のために作った。今や世界中のソフトウェア開発の標準。
JavaScript用のパッケージマネージャ(Node Package Manager)。「使いたいライブラリ名を指定すると、自動でダウンロードして組み込んでくれる」仕組み。
npm install dayjs ← 日付処理ライブラリをインストール
訪問記録APPの中の package.json に、使っとるライブラリ一覧が書かれとる。Supabase連携、React、地図表示、CSV出力 ── 全部、誰かが作って npm に公開したライブラリ。
アプリを「どこで動かしても同じように動く箱(コンテナ)」に詰めるための道具。
「うちのPCでは動いたのに本番サーバーでは動かん」という伝統的な悩みを解決する。アプリと、それを動かすのに必要な環境一式をコンテナに閉じ込めて、丸ごと運ぶ。
Cloudflare専用のCLIツール。Yuzoがおととい Cloudflare に引っ越したばっかりやけん、これからお世話になる。
できること:
Claude Code がデプロイするときに、裏で wrangler deploy を叩いとる可能性が高い。Yuzo が直接 wrangler を打たんでも、Claude Code 経由で動かしとる。
ちなみに Vercel にも同じような CLI(vercel コマンド)がある。各クラウドサービスは自社専用のCLIをそれぞれ提供しとる。
| 開発アシスタント | Claude Code |
| ソースコード | GitHub |
| バックエンド/DB | Supabase |
| ホスティング | Cloudflare(訪問記録APP)/ Vercel(釣行管理APP) |
| MCP | 未導入(最優先:Supabase MCP) |
| 層 | 誰が書くか | スコープ |
|---|---|---|
| CLAUDE.md | 自分で書く | グローバル / プロジェクト / ローカル |
| Auto Memory | Claudeが自動 | プロジェクト |
| Session Memory | Claudeが自動 | プロジェクト(要約) |
| 層 | 同層は | 判断 |
|---|---|---|
| 同じ層のサービス | 競合 | 1〜2個に絞る(集約) |
| 違う層のサービス | 補完 | 全部いる |
| MCPサーバー | 補完 | 使うサービスのだけ追加 |
| ツール | 用途 | Yuzoの利用 |
|---|---|---|
| git | 履歴管理 | 毎日(Claude Code経由) |
| npm | ライブラリ管理 | 常時(アプリ内で動作) |
| docker | コンテナ | 未使用 |
| wrangler | Cloudflare操作 | 開始したばかり |